ポジショナルプレーから見るEl ClasicoでのGoal
Copa del reyの準決勝の2nd legのEl Clasicoはバルサの圧勝でした!
印象深かったのはいつも通り、いるだけで相手に脅威を与えるメッシですね(笑)
この試合のメッシのスタッツは0G0A、ゴールシーンには絡んでないし、シュートすら1本も打ってません(笑)
なのに評価点7.09(WhoScored)あります(笑)
神ですね(笑)
それはさておき、今回僕は「ポジショナルプレー」について少し勉強し、この試合にあてはめてみました。間違い等ありましたら教えてください(笑)
ポジショナルプレーを一言で言うと、「優位性を保ったポジションを取ること」というのが僕の解釈です。
原則として
①量的優位性 単純に特定のゾーン内で数的に有利になるかどうか
②質的優位性 選手の特性に関するもの。(例えば小さいSBに大型のWGを当てる)
③位置的優位性 チャネル(SBとCBの間)やディフェンダーの三角形の重心等
があります。
これを踏まえて僕が考えたのが、守備時のポジション交換(例えばCBが下りるFWについていき、SHやSBがそこをカバー)が相手チャンスのきっかけを作ってしまっているのではないかということについて注目してこのクラシコを観ました。
まだ初心者で色々なことに目を向けられないので1つにしか意識いきません(笑)
とりあえず今回ポジショナルプレーを意識した上で気になったシーンが2つあったのでそのシーンについて挙げたいと思います。
まずは前半37分のシーン、マドリーのビルドアップからヴィニシウスの決定機まで行くシーンですが、ラキティッチがハイプレスがかかっているわけでもないのにゆっくりとマドリーの最終ラインにプレスをかけます。
その結果、カルバハル→クロース→カゼミーロとつながれピンチを招いています。簡単にゾーン2での②を放棄しています。このレベルでもこういうミスがあるのだなと感じました。
次が最も印象に残ったシーンですが、バルサ2点目のシーンです。まずラモスがブスケツに食いつき、それをカゼミーロがカバーしますが結局バルサの点につながります。
このシーンで注目なのはラモスが食いついてしまって展開された後も非常にバランスが取れている事です。(2枚目の写真)
なので①量的優位性は保たれています。
しかし、ラモスとカゼミーロのポジションチェンジによる②の違いがこのゴールを生んだと考えます。
純粋なCBのラモスなら3枚目の写真の赤い点に立ち、このシーンのようなGKとDFラインの間への速いクロスを最も警戒しただろうというのが僕の見解です。なぜならスアレスがここを狙っているのはもう熟知しているからです。
別に考えられるのはカゼミーロがバルサお得意の、Golden area(ペナルティスポット付近)でフリーになるメッシを警戒したのかもしれません(笑)
以上で終わりです。
コツコツ書いていずれは試合全体の流れや戦術を書ければと思ってます。
コメントして指摘等頂けると勉強になります。
よろしくお願いします!
医学部生×サッカー分析
はじめまして、地方大学で医学部5年をやっています、Hirokiと申します!
将来、日本代表のチームドクター、さらに言えばヨーロッパのトップリーグでメディカルスタッフになることを夢見て、日々勉強しています。
またサッカー(特にバルサ)を見るのが大好きで、CLやバルサの試合はほぼ全て見て、日々自分勝手に分析しています。なんなら好きすぎて大学1年休学してイギリスとスペインに滞在していたくらいです(笑)
プレミア、リーガ、CL等25試合程スタジアムで観戦しました。
医学部でも休めます(笑)
そんな中、不意に思いついたのが、
戦術に口出すドクターがいたら面白いんじゃないか
と。
ということで今までinputだけの人生だったので、とりあえずやってみよう精神のもと、outputもしてみようということでブログを始めてみました!
まだ分からないこと、知らないことだらけですが、医学的なこと、分析等のoutputを始めてみたいと思います!
とりあえず医学生の生活、バルサや自分の所属するチームの分析、ちょっとした医学のことをブログに書ければと思っています!
また日本のスポーツ医療界をつなげることを目的としたSpolinkという団体でも活動しています。よければ知っていただけると幸いです。